耳整形、柔道耳・立ち耳

耳は複雑な構造をしているため、先天的な異常が発生しやすい場所です。しかし、聴覚機能に問題がない場合は生後や乳幼児期に処置が行われないことがあります。また、頭の外側にある外耳はスポーツなどで受けた衝撃が原因で柔道耳になっていまうこともあります。このような耳の形の悩みは、耳整形による治療が可能です。大阪で耳整形をお考えの方のために、立ち耳や柔道耳などの各症例の特徴と治療法、そして耳整形の施術先を探す際のポイントをご紹介します。

耳整形とは

顔の整形手術と言えば、鼻や目、フェイスラインなどが人気です。一方で、耳を整形する「耳整形」はあまり知られていないかも知れません。しかし、耳は構造が複雑なため先天的な形状変異が起こりやすい部位なのです。多くの場合は乳幼児期のうちに手術しますが、外見的に目立たず聴覚機能に影響がないものは、成長するまで気が付かないケースもあります。また頭部の外側にあるため、物理的な衝撃による後天性の変形も発生しやすい部位なのです。

耳整形は外見だけでなく、耳垢の臭いや炎症が発生する耳瘻孔(じろうこう)の治療や、耳の形の影響でマスクやメガネが使えないなど、不具合の解消のために必要となることもあります。こちらでは、耳整形が必要な症例と、耳整形をお願いする美容整形外科を選ぶポイントについて詳しくご説明します。

どのような人が向いているか
立ち耳が悪目立ちし、悩んでいる人
カリフラワーのような柔道耳を治したい人
耳の形を整えてイヤリングなどを楽しみたい人

耳整形の手法

柔道耳治療
「柔道耳」は、柔道やレスリング、ラグビーなど激しいスポーツの競技中に耳をぶつけて内出血を起こし、耳介皮下に血液成分が溜まってしまうことで発生する症例です。腫れた部分は最初は柔らかいのですが、同じ場所に繰り返し衝撃を受けると固くなります。また、耳介に傷が生じ、雑菌が侵入して感染症になると、耳介軟骨膜炎を引き起こすことも。
治療は、耳介皮下の血液成分を注射器で抜き取る方法か、切開手術による除去が一般的です。競技を継続する場合は再発予防のため耳の防護が必要となります。
立ち耳治療
耳は顔の外側にあるため、輪郭の印象に大きく影響します。中でも耳が正面を向いている、いわゆる「立ち耳」と言われる状態は、耳が大きく目立ってしまうことがしばしばです。顔の輪郭が大きく見えることもあり、コンプレックスやストレスになることもあります。そのような精神的な負担を軽減するうえで、美容整形による立ち耳治療が有効です。
立ち耳の治療は、耳の軟骨に糸をかけて角度を調整する方法が一般的。手術跡も目立ちませんが、調整に限界がある場合もあります。
耳垂裂治療
耳垂(耳たぶ)が何らかの理由で損傷してしまった状態が耳垂裂です。先天性の場合も後天性の場合もありますが、後天的にはピアスを引きちぎられてしまうといった外傷による発生事例が多いとされています。
治療方法は、裂けている部分の皮膚を除去したうえで、形成外科的施術を行って耳垂を縫合し再建します。きちんとした治療を受ければ、縫った後のギザギザ(ノッチ)もないきれいな状態になり、傷跡もほとんど目立ちません。
耳瘻孔(じろうこう)切除
耳の先天的な形状変異のひとつに「耳瘻孔」があります(耳前瘻孔、耳介瘻孔とも呼ばれます)。耳のつけ根の前部に小さな孔が開いているというものが典型的な例ですが、孔のある場所やその大きさ・深さもまちまちです。発生確率は5%、20人に1人に見られるもので、成長するまで気が付かない場合も多いようです。しかし、耳瘻孔に皮脂などが溜まって悪臭がしたり、雑菌による感染症で炎症を起こしたりすることがあるため、切除手術を行って除去します。

耳整形の名医を選ぶポイント

1)症例数の多いクリニックを選ぶ

耳整形が必要となる耳の形状変異の症例は十人十色です。しかし、まぶたの二重整形などに比べ一般的ではないので、耳整形の施術経験が豊富なクリニックかどうかを、しっかり見極める必要があります。医師や施術者の経歴が公表されているか、その実務経験が十分かどうか、クリニックでの実績例に耳整形が含まれているかを、ホームページなどでチェックしましょう。

2)耳鼻咽喉科・皮膚科・形成外科での治療も視野に

耳は聴覚・平衡感覚を担う重要な部位です。症例によっては専門医への相談が必要な場合もあります。特に、柔道耳や耳瘻孔、耳垂裂などの治療には健康保険が適用されますので、費用の面でも医療機関を受診するメリットがあります。耳鼻咽喉科や皮膚科、形成外科の専門医を受診して、治療法について相談してみるといいでしょう。

3)長期的に術後経過を見てくれるかどうか

柔道耳は競技生活を続けていると再発する可能性が高いため、術後の経過観察が欠かせません。また、耳瘻孔は切除が十分でないとふたたび炎症を起こして化膿したり、いやな臭いが残ったりします。施術前のカウンセリングも含め、施術者としっかり相談できる体制やシステムがあるかどうかについても、十分確認しておくといいでしょう。

美の名探偵
美の名探偵からひとこと
ピアスやイヤリングなど、耳はオシャレをするうえで個性を演出できる重要なポイントです。同時に聴覚や平衡感覚を司る複雑で繊細な器官でもあります。耳の形でお悩みの方は、美容クリニックだけでなく、耳鼻科・美容形成外科の専門医に相談してみましょう。