鼻を高くする方法
鼻が低くて自分の顔に自信が持てず、悩んでいる女性は少なくありません。また、鼻を高くするマッサージ方法を試しても、なかなか効果を実感できない場合も多いでしょう。ここでは鼻を高くするマッサージ方法や、鼻のプチ整形などについて解説しています。
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鼻を高くするマッサージは本当に効果あり?
まずは、自力で鼻を高くするマッサージ方法や器具について考えてみましょう。
〈軟骨マッサージ〉
自力で鼻を高くする方法を調べた時、しばしば出てくることの一つが、「鼻は軟骨で出来ている」という話です。つまり、頭蓋骨や腕の骨などのように「硬い骨」でない為、鼻をマッサージすることで軟骨を変形させて、鼻の形を変えられるという理屈です。 鼻の軟骨マッサージには、例えば以下のような方法があります。
- 鼻の周りに乳液やクリームなどを使って、滑らかにする。
- 鼻の周りを指でマッサージする。
- 鼻筋を左右から上方向に押して、持ち上げるようにマッサージする。
- 小鼻を左右から上方向に押して、先端を伸ばすようにマッサージする。
しかし、果たしてこれらのマッサージは本当に効果があるのでしょうか。
確かに鼻は軟骨と皮膚で作られています。ただし、軟骨の硬さは年齢によって変わるのです。
まだ柔らかい「幼い子供の軟骨」であれば、場合によっては物理的な力で、その形を多少は変えられるかも知れないとされています。ですが、既に硬くなった「大人の軟骨」を、マッサージ程度の力で変形させることは、医学的に見ると困難です。
軟骨が柔らかいという話は、あくまでも他の骨に比べればということであり、軟骨そのものが簡単に変形するほど柔らかいという意味では決してありません。
もちろん、鼻を含めた顔を、美容液やオイルを使って、あくまでも正しい方法でマッサージすることは、肌の状態を保つ為に役立つでしょう。しかしそれは純粋に「スキンケア」としてです。
〈鼻叩き〉
軟骨マッサージと並んで、有名な「鼻を高くするマッサージ方法」の一つが「鼻叩き」です。
これは、文字通り「鼻筋を指や拳、マッサージ器具で叩く」という方法です。効果の根拠としては、「ダメージを受けた人の骨や組織が回復する際、以前よりも強固なものとして再生される」という生理現象が使われています。
確かに、そのような体のシステムは存在します。
例えば、足を骨折した患者が回復後にレントゲン写真を撮ると、折れていた部分の骨が太く、大きくなっていることがあります。これは、元々の骨がつながったことに加えて、新しい骨が周囲に作られるからです。
しかし問題は、このような生理現象を、鼻にも当てはめられるかということです。
まず、鼻が折れるほどの強さで顔を叩くなど、論外でしょう。
では、日常的に軽い力で鼻を叩き続けて、鼻の皮膚や骨を大きくするとして、何回くらい叩けば良いのでしょうか。
1日に数回から数十回では足りないでしょう。肌トラブルのリスクを覚悟して、数百回、いっそ数千回も叩かなければならないかも知れません。しかも、それで本当に望み通りの鼻の形が得られるかどうかは疑問です。
もちろん、適度な鼻叩きによって、鼻周りの血行が改善した結果、頬のむくみなどが減り、その分だけ鼻が高くなったように見えることはあり得るでしょう。しかし、軟骨マッサージと同様に、鼻叩きもまた鼻の形や大きさそのものを変える方法としては、医学的に見ると不十分です。
〈鼻を高くするマッサージ器具〉
鼻の中に棒のようなものを挿入して、内側から鼻を押し上げるものや、外側から鼻を押さえ込んで形を整える器具も売られています。洗濯バサミもある意味で「鼻を高くするマッサージ器具」です。
もちろん、これらの全てが必ずしも無意味だとは言えません。中には、効果を実感している人もいるでしょう。しかし医学的に見ると、その効果に関しては軟骨マッサージや鼻叩きと同様に、厳しいと言わざるを得ないのが実状です。
ましてや、鼻の内側は外側のような皮膚でなく、粘膜で覆われています。その為、きちんと消毒されていない器具を挿入してばい菌に感染したり、細かい傷を付けたりすれば、それは蓄膿症などの病気の原因にもなり得ます。
鼻の形を改善する最良の方法とは?
ある程度の環境的な違いがあるとしても、基本的に顔の造形には身長と同じく、遺伝的要素が大きく関わっています。そして本質的に生理現象を司るものも遺伝子です。
だとすれば、根本的に鼻の形や高さを変えたければ、遺伝的な影響に頼らない方法が求められます。その一つが即ち、美容整形です。
実際、美容クリニックなどで受けられる治療によって、鼻の形は理想通りに変えられます。
とは言え、いきなり「美容整形」と言われても、すぐにやってみようと考えられる女性は多くないでしょう。また、安易な手術によって、いっそ整形前よりも悪い状況になってしまうリスクもあります。
そこで、まずは美容整形についてきちんとした知識と情報を得ておくことが不可欠です。
鼻整形の種類!メスを使わないプチ整形は?
まず、一口に「鼻の整形」といっても、その種類は様々です。 鼻筋を高くしたいのか、真っ直ぐにしたいのか、小鼻のサイズを変えたいのか、というように目的や施術部位によって施術内容も変わります。中にはメスを使わなければならない施術もありますし、メイク感覚で行えるプチ整形もあるでしょう。また、ただとにかく鼻を高くすればいいとか、大きくすればいいという問題でもありません。
隆鼻術(シリコンプロテアーゼ)
理想通りの鼻の形を半永久的に手に入れる!
鼻全体の形と高さを整える方法として、また半永久的な効果を得られる施術として、オーダーメイドの形で作成した「シリコンプロテアーゼ」を、局所麻酔をした上で鼻の穴の内側から挿入します。
切開する場所は鼻の中だけで表面を傷つけない為、傷跡が目立つ心配も抑えられ、施術時間も30分程度と比較的短いことなどが特徴です。
ただし、プロテアーゼには「鼻筋だけに挿入するI型」や、「両目の間から鼻の下まで全体に挿入するL型」などがあり、自然で美しい仕上がりを得る為には専門医の技術やクリニック選びが重要になります。
隆鼻注射(ヒアルロン酸注射)
メイク感覚で行えるプチ整形!
美しく通った鼻筋を手に入れたいけれど、手術まではしたくない、という女性に選ばれる施術の一つが、「ヒアルロン酸注射」です。 ヒアルロン酸とは肌組織に元から存在している成分で、つまりアレルギーの心配なども少ないとされています。また、注射で注入していく為に、メスも使わず、施術の直後からメイクをして帰宅することが可能です。
事前のカウンセリングと、コンピューターを使ったシミュレーションによって、ヒアルロン酸の注入量や注入箇所を予め決めておき、実際の様子を見ながら少しずつ鼻の各所へ注射していきます。特に、ヒアルロン酸は水分を吸収するという性質を持っている為、術後に大きくなりすぎないよう、担当医の技術が重要です。
その他、施術時間が10分程度と、メイクをするよりも簡単に行えるプチ整形であることも特徴でしょう。また、注射で何度も針を刺す痛みも、最初に麻酔を使うことで最小限に抑えられます。ただし、ヒアルロン酸は徐々に体へと吸収される為、一般的にはその効果も施術後1年くらいを境にして徐々に消えるとされているので、注意が必要です。
メスを使ったものより費用を安く抑えられ、さらにクリニックによっては持続期間や仕上がりの完成度をさらに高めた特別な高濃度ヒアルロン酸(クレヴィエル)を用意していることもあります。まずはカウンセリングでしっかりと尋ねてみましょう。
耳介軟骨移植
自分の体を活用して、自然な鼻を手に入れる
鼻の形を整えたいが、異物は体に入れたくないと考えている女性にぴったりの施術が、耳にある軟骨を少しだけ切り取って鼻先に埋め込む「耳介軟骨移植」です。
シリコンと同様に鼻の中から埋め込む上に、傷跡は目立たず、しかも元々が自分の鼻と同様に、自分の耳にある軟骨を材料に使う為、アレルギーの心配もありません。また、移植場所を選ぶことで仕上がり具合を自由に調整できることも特徴です。
さらに、施術後の鼻を触った感触も自然で、効果が半永久的に持続することも大きなポイントでしょう。
耳介軟骨を取り出す際も、局所麻酔を行った上で、外から見えにくい耳の一部分を少しだけ切って行う為、正面や横から見ても傷跡が目立つことはなく、痛みもかなり軽減することが可能です。
ただし、手術後、一定期間を経た後に耳の切開箇所の抜糸でクリニックを訪れたり、また場合によってガーゼで止血したりしておく必要もあります。しかし、それはあくまでも耳の外傷に対するもので、美容整形について詳しくない人が見ても、鼻を整形したと気付かれる心配は少ないでしょう。
鼻整形は痛い?ダウンタイムはどれくらい?
注射だけの場合
注射を用いた鼻整形は、メスで体を切る必要がなく、また注射針を刺す前も麻酔を行う為に、痛みはほとんどないとされています。また、体を傷つける必要がないので、ダウンタイムもかなり少ないと言えるでしょう。
ただし、体質によっては内出血を起こす可能性も0ではないので、事前に担当医からしっかりと診察してもらうことが大切です。
メスを使う場合
隆鼻術や耳介軟骨移植といった、メスを使う施術の場合でも、施術中の痛みは局所麻酔によって減らすことが出来ます。また、切開するのは鼻の内側で、そこは比較的傷の治りが早い部分でもあります。その為、ダウンタイムもそれほど長くありません。
ただし耳介軟骨移植の場合、施術から1週間くらい経った後で、クリニックを訪れて耳の施術箇所の抜糸をしたり、また体質によっては耳の傷をガーゼなどで覆っておく必要もあります。
あくまでも耳のケアなので、鼻整形をしたと周囲にバレる心配は少ないですが、傷口の炎症などを防ぐ為にも、担当医から指示されているケアをきちんと行いましょう。
鼻整形はバレる?
日本の美容整形分野の第一人者でもある医師は、かつてあるメディアで「目と目の間にある鼻の高さが、額と同じ人種は、ギリシア人だけだ」と言いました。つまり、いたずらに鼻を高くしたり大きくしたりして、極端な変化を施してしまえば、鼻整形はバレてしまうでしょう。 また、そもそも鼻の印象が人の無意識へ作用することを考えれば、仕上がりを無視した施術を行うことで、相手に違和感を与えてしまうかも知れません。 しかし言い換えれば、あくまでもきちんとした医師の下で、自然な範囲で施術を行えば、改めて写真などを並べて見比べでもしない限り、すぐさま気付かれる心配は決して大きくないと言えます。
周りから鼻整形に反対されるかも?
整形手術に否定的でない人でも、身近な人が顔を変えると知ったら、反対してくることもあるでしょう。特にそれが家族や、学校で仲の良い友達であれば尚更です。
また、中には「気にするほどじゃないよ」と慰めてくれる人もいるでしょう。
しかし、その人達がどう思っていたとしても、自分ではどうしてもコンプレックスに思えて仕方ないということがあります。
そこで、周囲から反対された時は、まずしっかりと自分の悩みや苦しみを打ち明ける努力をしましょう。これは、カウンセリングで担当してくれる専門医に対しても同じです。
本当に自分を思ってくれている人であれば、きっと話を聞いてくれるはずです。そして、むしろ鼻の形を少し整えるだけで悩みが解消できるのならと、応援し、施術が終わった後は「お疲れ様」と言ってくれるかも知れません。
最後に決めるのは自分自身!
もちろん、素直な気持ちを告げたとしても、やはり止めておくようにと反対されることもあります。ですが、そんな時、最終的にどうするか、どうしたいかを決めるのは、自分自身です。何故なら、自分の心も、体も、他の人と取り替えることが出来ないからです。あの時こうしておけば良かったと後悔したり、あの人が止めたせいで苦しいままだと考えたりすれば、苦しみはさらに大きくなります。だとすれば、本当に鼻整形が自分にとって必要だと信じられる限り、それは価値があることに違いありません。 ただし、失敗しては本末転倒です。だからこそ、信頼できる美容クリニックを受診することと、不安や希望にきちんと寄り添ってくれる専門医との出会いが欠かせません。
クリニック選びはまずカウンセリングから!
本当に信頼できる専門医を捜す上で、最も重要なことは実際にクリニックで受けられるカウンセリングです。
特に東京や大阪など、都会には数多くの美容クリニックがあり、それを紹介するサイトなども沢山あります。
しかし、そこで知られる内容はあくまでもクリニック全体の取り組みや評価であり、いざ自分を担当してくれる医師の本質ではありません。また、情報サイトで見つけた施術方法が、実際に自分の場合にも適切かどうか、直接の診療を受けなければ決めることも出来ないでしょう。
ネットなどでの情報収集が、不特定多数の人へ向けたものであるとすれば、クリニックを訪れて受けるカウンセリングは、世界で唯一、その人にとってだけの情報提供であり、相談です。
東京や大阪という都市部だけでなく、地方にあるクリニックでも、場所によっては担当医による無料カウンセリングを随時行っている所があります。
だからこそ、まずは気軽な相談場所として、カウンセリングを受けてみることがおすすめです。
その結果、心から信頼して任せられる医師と出会えれば、最初に期待していた以上の成果を得られるかも知れません。
鼻が低くて悩んでいる女性は、世の中に大勢います。鼻を高くするマッサージ方法や美容整形などの情報も溢れています。しかし、本当の意味で自分に適した内容は限られています。 何が本当に大切で、また必要なことなのか、知るべきことを知る為に、まずは美容クリニックのカウンセリングなどを活用して、きちんとしたプロに相談してみましょう。

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