赤ら顔

酔っ払ったように顔が赤みを帯びてしまう赤ら顔。毎日コントロールベースやコンシーラーで隠し続けるのはもう嫌だと感じたら、美容外科や皮膚科での治療を検討してみることをおすすめします。赤ら顔の治療はレーザー治療や投薬が中心。肌へのダメージも少なく気軽にトライできます。大阪で赤ら顔にお悩みの方のために、赤ら顔の治療法や名医の選び方をまとめました。

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赤ら顔治療とは

○赤ら顔はなぜ起こる?
赤ら顔の原因は大きく分けてふたつあります。ひとつは、皮膚が薄い・毛細血管の拡張が激しい・自律神経やホルモンのバランスが崩れている・あがり症であるなど体質上の理由によって、毛細血管を流れる血の色が皮膚の上から透けてしまっている場合。これは色白の方や、寒い地方出身の方に多く見られます。

ふたつ目の原因は、炎症を起こして赤くなってしまっている場合。これはアレルギーや乾燥、ニキビ跡、日焼けのダメージなどさまざまな要因によって引き起こされる肌荒れで、かゆみやピリピリした感じを伴うことがあります。

○赤ら顔の治療法
毛細血管が皮膚の上から透けて見える体質によって起こる赤ら顔には、レーザー治療を中心とした療法が向いています。一方、炎症を原因として起こる赤ら顔は、投薬治療によって炎症そのものを治す方向の治療がメインとなるでしょう。

どのような人が向いているか
赤ら顔で悩んでいる人
コンシーラーの厚塗りから卒業したい人
お肌の調子を整えたい人

赤ら顔の治療法

体質によって起こる赤ら顔の治療法

皮膚が薄いことや、寒冷地生まれなどを原因として毛細血管の拡張が目立ちやすくなった赤ら顔には、基本的に照射系の治療で対処していきます。痛みやダウンタイムを実感することもほとんどないため、誰にでもトライしやすい人気の治療法です。

ジェネシス
赤ら顔の原因のひとつである「毛細血管拡張症」にアプローチできる治療機のため、症状に対して直接的な効果が期待できます。レーザーによる熱刺激が真皮の上層に位置する微小脈管構造に働きかけ、皮膚内部のコラーゲン再生を促すとともに毛細血管を引き締めます。照射の感覚は軽い温かさを感じる程度で、痛みはありません。
フラクショナルレーザー
レーザーで皮膚に目に見えない微小な穴を開け、その穴が自然に修復されていく力を利用して周辺の肌の再生力をアップさせる治療法です。細胞が生まれ変わることで皮膚に厚みが出るとともに、毛細血管の収縮も促すので赤みが目立たなくなります。一度皮膚を傷つける治療法であるため、術後のダメージとして赤みや変色が現れることもありますが、どれも一時的なものです。

炎症によって起こる赤ら顔治療法

炎症によって肌の表皮に赤みが表れているタイプの赤ら顔の場合、原因を見極めてから検査に進むことになります。症状や治療の内容によっては健康保険を適用することも可能です。

抗炎症治療

健康保険が適用できる治療法としては、抗炎症作用を持つ抗生物質の内服や、場合によっては軟膏・クリームなども併用して炎症が静まるのを待つのが基本となります。加味逍遥散・桂枝茯苓丸などの漢方薬を使用することもあるでしょう。

長期にわたって炎症に悩まされた肌は、過敏で弱った状態になっています。これらの治療法である程度炎症が改善したあと、仕上げとして保険適用外のレーザー治療を行い、肌の回復を目指すのも一案です。

赤ら顔治療の名医を選ぶポイント

ひと口に赤ら顔治療と言っても、レーザーのみで治療を進めるか、投薬治療を含めた治療を行うかはドクターの診断と考え次第です。自分に合った治療が受けられるクリニック・ドクターを選ぶことが、赤ら顔を治すための第一歩。複数のクリニックでカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

1)カウンセリングが手厚いクリニックを選ぶ

「赤ら顔には必ずこの治療を行う」と決まっているのではなく、各患者の症状に合わせて柔軟に対応できるクリニックが理想的です。赤ら顔治療の経験が豊富なクリニックでは、カウンセリングで肌質を確認するのはもちろんのこと、普段の生活習慣やどんなときに赤ら顔の症状が出やすいかなども詳しくチェックしてもらえます。

2)アフターケアの内容をチェックする

赤ら顔は体質や生活環境によって起こるものが多いため、一度治療して改善したように見えても、治療をやめてしばらくすると元に戻ってしまうケースも考えられます。そういった場合にはどのようなアフターケアが用意されているのか、治療を受ける前に確認しておきましょう。治療法の選択肢が多いクリニックであれば、再発後に別の治療法を試すこともできます。

3)場合によっては皮膚科も検討

赤ら顔は別名「酒さ(しゅさ)」とも言い、主に皮膚科での治療が推奨される症状です。特にレーザー治療よりも投薬治療が望ましいと考えられる場合、皮膚科での治療のほうが適している可能性もあります。「肌の悩みなら美容外科」と選択肢を絞りすぎるのではなく、柔軟にクリニックを選びましょう。

美の名探偵
美の名探偵からひとこと
赤ら顔は単に血色の問題だけでなく、別の病気が隠されていることもあるの。症状によっては治療が長期戦になるかもしれないわ。しっかり症状を見たうえで、慎重に治療してくれるドクターを選ぶと安心ね。
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