他院修正

二重整形・プロテーゼ隆鼻術・豊胸手術・脂肪吸引など、美容外治療の種類はさまざま。こういった治療で、まれに失敗やトラブルが起こることもあります。以前に受けた整形手術が原因で深刻なお悩みを抱えてしまっているなら、他院修正を検討してみてください。ここでは、他院修正ではどんな治療を行うのか、大阪での他院修正の名医の選び方など、気になる情報をお伝えしています。

公開日: |更新日:

他院修正とは

過去に何らかの治療を受けて、その結果が思い通りにいかなかった・失敗したという場合に、ほかのクリニックで修正手術を受けることを「他院修正」とよびます。基本的に、前の手術内容を把握している元の執刀医が修正を担当すべきですが、信頼できないなどの事情がある場合は他院で修正を受けることになるのです。

他院修正の原因
執刀医の技術が不足していた場合、うまく意思疎通ができなかった場合、患者が完成像を正しく想像できていなかった場合などに失敗が起こります。特に多いのは目元・鼻・豊胸などの手術です。これらは特に患者と医師の意思疎通が難しい治療であり、カウンセリングで希望を十分に伝えられないと失敗も起こりやすくなります。また、施術痕がデコボコになって残ってしまった脂肪吸引の修正を希望する方もあとを絶ちません。
他院修正の治療
失敗の痕跡が残っている箇所の再手術は、普通の手術よりも高度な技術を必要とします。医師と十分な相談のうえ、理想の形に近づけるための再手術を行っていくことになるでしょう。
どのような人が向いているか
他院で受けた治療の結果が気に入らない人
前に手術を受けた部位の形が崩れてきた人
整形を受けたことで、前よりも自信を失ってしまった人

他院修正の治療法

目元の他院修正

二重手術
埋没法の手術で目元が不自然になった場合、糸を抜いたうえで埋没法か切開法で再手術を行います。切開法の仕上がりの幅やラインの入り方が気に入らないのであれば、再切開して組織の癒着を剥がしてから余剰な皮膚や脂肪を切除し、希望の形を再形成。症状によっては埋没法や切開法ではなく、眼瞼下垂手術を適用する場合もあります。
また、「左右で二重の幅が違う」といった左右差を修正することも可能です。片方の目をもう片方に合わせる形で、片目だけ修正手術を行うケースもあれば、左右両方の手術をやり直すケースもあります。
目頭切開修正(蒙古ひだ形成)
目頭切開で蒙古ひだを切除しすぎた結果、目頭が尖ってキツい印象となってしまったり、涙丘(目頭にある粘膜部分)が見えすぎて不自然な外見になったりすることがあります。この場合、目頭の上の部分の皮膚をくの字に切開して折りたたみ、目の下側に向かって縫い止めることで新たに蒙古ひだを形成。繊細なデザイン力が要求される手術であり、手術の傷が治ろうとする過程で、形成した蒙古ひだが縮んでしまうこともあります。

鼻の他院修正

プロテーゼ修正
プロテーゼ挿入において多く見られるのは、サイズに関する不満、皮膚の上から透けて見えるといったケース。これらのような場合、再度切開してプロテーゼを取り出し、適切なサイズや形のものに入れ直す手術が一般的です。まれに鼻の頭の皮膚がプロテーゼによって引き伸ばされ穴が空いてしまうことがありますが、この場合は至急医師の処置を必要とします。プロテーゼを除去したあと、ヒアルロン酸など別の治療法で再手術することも可能です。
軟骨移植修正
手術内容としてはプロテーゼと似ていますが、人体となじまないプロテーゼと違って軟骨は人体と癒着してしまいます。あまり時間が経っていると完全には除去しきれず、修正手術が困難になる例も珍しくありません。術後、仕上がりに不満があったり、不自然に曲がっていたりした場合はすぐにクリニックと連絡を取り、早期に診察を受けましょう。術後3週間以内であれば、軟骨が鼻と癒着してしまう前に取り除くことができます。
注入隆鼻術修正
注入隆鼻術にはヒアルロン酸、レディエッセ、アクアミドなどの素材があります。医師の腕が悪い場合や粗悪な素材を使用してしまうと、注入後時間が経つにつれ形が変わることも。ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸を分解する薬を注入することで溶かすことができます。レディエッセ、アクアミドにはそのような分解薬がないため、医師が鼻の穴の中などの目立たない部位から摘出を行うことになるはずです。

豊胸手術の他院修正

豊胸手術は形・大きさ・角度・高さ・全体のバランスなどを繊細にデザインする施術なだけに、医師の高度な美的センスが必要とされます。希望通りの結果を得ることも難しく、豊胸手術を受けたあとに修正手術を受ける方は少なくありません。

生理食塩水バッグやシリコンバッグの場合、形やサイズへの不満、しぼんだ、ズレた、しこりができたなどのお悩みが代表的。基本的には中のシリコンバッグの除去、および入れ替えで対処可能です。ヒアルロン酸注入による豊胸手術の場合には、ヒアルロン酸を溶かす薬剤を注入して対処します。

脂肪吸引の他院修正

脂肪の取り方にムラがあると段差やくぼみが生じ、ひどい場合は皮膚の上からひと目見てわかるほどのデコボコになることがあります。修正手術では、不自然になっている部分を再吸引。あるいは脂肪溶解注射を用いて徐々に段差を解消し、なめらかなボディラインを目指します。また「受けたけれど効果がなかった」という理由での再手術希望が多いことも特徴。体質により向き不向きがあるので、痩身レーザーや脂肪溶解注射など別の手法を試すのも一案です。

他院修正の名医の選び方【大阪編】

他院修正は、高い技術と豊富な経験のある医師しか担当できない手術です。見かけの金額よりも、より本質的な部分に注意しつつクリニック選びを行う必要があります。名医を選ぶ際は、どのような点をチェックしたら良いのでしょうか。

症例数が豊富なクリニックを選ぶ

他院修正を行うには、問題となっている症状が出ている理由を瞬時に把握し、適切な対処法を提案する力が不可欠です。また普通の手術よりも高度なデザイン技術も要求されます。このため医師には、豊富な経験を要します。数多くの修正手術の症例をこなしてきた病院の医師なら、正しい解決法に導いてくれるはずです。

アフターフォローのしっかりしたところを選ぶ

他院修正は、既に手術を施したところに手を加えるため、高度な技術を要するとともに、修正後も経過を見てもらったりします。そうした場合、アフターフォローもしっかりしてくれるクリニックを選ぶのが安心です。

カウンセリングが手厚いクリニックを選ぶ

多くの整形トラブルは、医師が患者の要望を正しくヒアリングできていないことによって起こります。せっかく他院修正をしたのに「また失敗」とならないためには、今度こそカウンセリングをしっかり行うことが重要。スタッフとのカウンセリングでなく、直接執刀医とカウンセリングできるクリニックが理想的です。

大阪の他院修正治療の名医
川崎クリニック

クリニックの特徴

川崎クリニックはさまざまなメディアで取り上げられ、テレビCMで広告も出しているクリニックです。特徴的なCMソングを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。美容クリニックの中でも長い歴史があり、実績も豊富です。大阪と神戸にクリニックがあり、大阪院は大阪府の中心部である梅田に位置しています。良好なアクセスで、大阪でクリニック探しをしている方におすすめです。公式ホームページでは、気軽に相談できる無料メールサービスを設けています。

医師の紹介

川崎クリニックの院長でもある高牟礼彰医師は、1984年に国立大分医科大学を卒業後、整形外科、美容外科で美容医療に携わってきました。1990年に川崎クリニックを開院し、院長に就任。経験と実績が豊富な医師で、現在も自ら施術を行っています。国内だけでなく、ロサンゼルスやサンフランシスコなど海外の美容形成外科で研修経験も。これまで培ってきたさまざまな経験と豊富な知識で、幅広い症例に対応する万能医師です。

他院で受けた目元形成の修正治療の特徴

目元の美容整形はトラブルが多い部分です。イメージ通りにならなかった目元も、川崎クリニックの修正治療で理想の目元に近付けます。川崎クリニックでの修正治療は、まず患者の現在の状態と希望の形をしっかりとカウンセリング。修正治療はこの2つをしっかりと踏まえたうえで行うので、どのような状態でも患者のイメージ通りに近付けることができます。さまざまな症例に対応してきた経験値と知識がある、川崎クリニックならではの高レベルな治療です。たとえば、高度な技術が必要な二重幅を狭くするといった修正治療も、川崎クリニックでは対応しています。

聖心美容クリニック

クリニックの特徴

聖心美容クリニックは1993年に開院し、2014年に「聖心美容外科」から現在の名前に改名しました。2005年には美容外科として初となるISOを取得。さらに2007年には世界初となるセリューションシステムによる幹細胞豊胸術を実施しています。2009年には症例数が200以上になり、カリフォルニア大学サンディエゴ校で院長が講師役として出席しました。2011年には上海に開院するなど、国際的な活躍が聖心美容クリニックの特徴であり強みです。

医師の紹介

大阪院の院長である寺町英明医師は、1995年に岐阜大学医学部を卒業しました。卒業後、同大学附属病院で脳神経外科医として経験を積んでいく中で、美容外科に興味を持ち美容外科医を志します。1999年には大手美容外科に入職、翌年には院長に就任しました。その後、2003年に聖心美容クリニックに移り、現在に至ります。公式ホームページにはブログと症例写真が掲載されているので、クリニック選びの参考にしてみてください。

他院修正治療の特徴

聖心美容クリニックの他院修正治療は、目元やフェイスライン、脂肪吸引や豊胸術など幅広い範囲に対応しています。ほかのクリニックでは対応できない部分も、聖心美容クリニックでは可能です。豊富な施術対応は歴史と実績のある聖心美容クリニックならでは。修正治療に際して、まずは患者と綿密なカウンセリングを行います。どんなところが不満か、どのように修正したいか、患者の要望をしっかりと聞き入れたうえで治療に臨めるのです。治療は完全個室で、プライバシーにも配慮。執刀は経験豊富な医師によるものなので、安心して任せられます。

Kunoクリニック

クリニックの特徴

Kunoクリニックは完全予約制で、カウンセリングや施術に余裕をもって対応できるシステムになっています。患者一人一人にしっかりと向き合い、それぞれの悩みに対応。Kunoクリニックは幅広い施術に対応しているのが特徴で、トータルデザイン専門を掲げています。デザイン数、施術メニュー数は豊富で、それぞれを組み合わせることで患者のイメージに近付ける美容医療が可能に。大阪の中心地である梅田にあるので、アクセスがしやすいのも特徴です。

医師の紹介

九野広夫医師は1998年に和歌山県立医科大学医学部医学科を卒業後、同大学の附属病院に臨床研修医として入職。救急、集中治療室、内科、麻酔科、消化器科などでさまざまな医療経験を積みます。2002年には大手美容外科に入職し、同年に院長に就任しました。2007年にKunoクリニックの梅田院院長に就任、2013年には総院長になりました。多くのデザインパターンを独自開発し、もっとも少ない本数でオリジナルオーダーメイドの治療を可能にした医師です。

目元の他院修正治療の特徴

Kunoクリニックの特徴の一つであるトータルデザインは、さまざまな症例に対応してきた豊富な経験によるものです。修正治療においては多数の専門技術を有しており、全国のほぼ全ての有名美容整形医院で行われた施術の修正実績があります。目元の修正治療においては、他院で治療法がない、原因不明とされ施術できなかった症例も、多数の専門技術で対応可能です。開業以来一貫して、結果に満足されなかった方の修正手術を行っているのも、Kunoクリニックの強み。患者の要望、現在の状態を擦り合わせ、イメージに近い修正治療を行っています。

美の名探偵からの一言
整形トラブルにあったら、わらにもすがる思いで「一刻も早く治したい!」と考えちゃうわね。でも他院修正は高度なテクニックが必要な手術だから、医師選びは慎重に。ネットで症例写真や口コミが十分確認できる所を選んでね。
美の名探偵

他院修正の費用相場@大阪

費用相場

  • 他院修正は、症状や患者の希望によって術式も金額も大きく変わるため、費用相場を明言することは困難です。ほとんどのクリニックは決まった金額を提示しておらず、「金額はカウンセリングにて要相談」という形になります。 基本的には、前に行った手術を丁寧に再手術する形が多いため、前の手術と同等か、それ以上の費用がかかると考えておけば間違いありません。手術の内容によっては術式にいくつかの選択肢があるため、カウンセリング時に予算の限界を伝えてみるのも手です。予算内で収まる術式を検討してもらえる可能性があります。

他院修正を考える人の悩みとは

本当に希望通りになるの?

希望通りの結果を得るためには、何よりもまず納得いくまでカウンセリングを受けることが大切です。医師の態度が冷たい、あるいは医師が忙しそうで「聞きたいことがあるのに、なかなか聞けない」と感じたら、それは医師とあなたの相性が悪いサインかもしれません。決断を急がず、複数のクリニックでカウンセリングをして比較検討しても良いでしょう。

手術直後だけど再手術を受けたい!すぐに行くべき?

長めのダウンタイムのある手術を受けた場合、手術直後は手術のダメージによって腫れているので、腫れがおさまれば希望通りの形になる可能性も捨てきれません。しかし軟骨移植など一部の治療は、時間が経てば経つほど修正が難しくなります。すぐに手術するかどうかはさておき、気になることがあれば早めに相談しておくにこしたことはないでしょう。

他院修正を受ける前に知っておくべきこと

整形で理想通りの結果にならなかったとき、パニックになってしまう人も少なくありません。しかし、焦りは禁物。病院に駆け込む前に一度冷静になって、修正を行うメリット・デメリットを考えてみてください。

他院修正を行うメリット・デメリットは?

メリット

ルックスが思い通りの形に近づくことで、コンプレックスの解消になるのが第一のメリットです。場合によっては、整形トラブルによって目が開けづらい・手術箇所が痛いなどの深刻なトラブルが起こることもあります。他院修正を受けることでこれらの悩みが解決されれば、生活上の不便も解決されるでしょう。

デメリット

体質や顔の形によっては、再手術しても思ったような効果が得られないこともあります。そのうえ、治療費用は決して安くはありません。二度目、三度目のダウンタイムを経験しなければならないことも大きな負担となります。さまざまなリスクを背負って再手術に挑むことを踏まえ、医師としっかり相談することが大切です。

失敗しないクリニックの選び方と注意点

他院修正が成功するかどうかは、医師の経験やセンスはもちろん、どれだけ希望を正確に伝えられるかにもかかっています。医師との間に信頼関係があってこそ、自分の願いも医師に伝わり、的確な施術を施してもらうことができるのです。クリニック選びの際には、カウンセリングでの感触や口コミ情報を積極的に利用して、じっくり検討してください。

B!ブックマーク Twitter Facebook LINE